【面白い理科】身近なてこの原理を使ったもの「モーメントのつり合い」
面白い理科の第4弾です。今回は身近に使われている「てこの原理」を話していきます。小さなお子さんと公園のシーソーゲームで遊んでみて下さい(^^♪
「てこの原理」は小学生や中学生の理科だけでなく、モーメントとして高校の物理でも出てきます!
まずはてこの原理とモーメントの説明から身近に使われている物も紹介したいと思います。
てこの原理とは
てこの原理とは、力点と支点を使って小さな力で大きな物を動かす原理の事です。
力点:力を加える点
支点:力を支える点
作用点:力が加わって動かされる点
例えば、まず、両方(親と子)が端っこに座ります。これだと親御さんが下に落ちると思います。しかし、親御さんが支点近くに座るとお子さんの方が重くなってきます。
この様に小さなお子さんでも距離が遠い地点であれば、親御さんを持ち上げることが出来ます。
モーメントとは
モーメントとは、回転させる力の事です。てこの原理と同じ事を言っていますが、高校では、文字で表される事や角度が入ってくる事で難しくなっていますね。
N=r×F×sinθ[Nm]
先程の親御さんとお子さんが均衡を保っている状態が「モーメントがつりあう」と言います。
F1×r1=F2×r2
上記の様な状態ですね!お子さんと親御さんの体重が分かれば大体、お子さんがどれぐらい遠くに居ないといけないかが分かります。
爪切り(てこの原理の身近なもの)
爪切りも「てこの原理」が使われています。一番最初に話したてこの原理とは状態とは少し違って、力点と作用点が支点から見て同じ側にあります。
お箸(てこの原理の身近なもの)
お箸にも「てこの原理」が使われていますが、お箸は今までの逆です!画像を見てもらうとお箸で物を捕まえる為には、大きな力が必要になります。逆に言うと力が大きくても箸の先は力が小さくなります!
この原理を使って柔らかい食べ物を掴んだり出来ますΣ(・ω・) お子さんや周りで柔らかい食べ物を掴むのに苦戦している人がいれば支点側で力を加えるようにアドバイスをしてあげましょう!!
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
説明に不足があったり、誤字等があれば教えて頂けると助かります。